お見合い結婚と恋愛結婚、離婚率が高いのはどっち？

2020年5月12日投稿

・恋愛結婚とお見合い結婚の離婚率

日本の歴史をたどれば戦前戦後はお見合い結婚が全体の約7割でした。結婚を恋愛前提に考えるようになったのは近年になってからです。

現在、日本の夫婦は３組のうち1組が離婚していることをご存知ですか？結婚をしても離婚する確率が3分の1と聞くと、何だか他人事でない気がして不安になりますよね。

ただ、今回皆さんにお伝えしたいことは、離婚率の高さではなく、「お見合い結婚の場合の離婚率が、恋愛結婚の離婚率よりも低い」ことです。

先にお伝えしますと、恋愛結婚の場合の離婚率が「40％」であるのに対し、お見合い結婚のおける離婚率は「10％」と言われています。

では一体なぜ、お見合い結婚の場合の離婚率と、恋愛結婚の場合の離婚率がこれほどまでに開きがあるのでしょうか？

ここでは、お見合い結婚の離婚率が恋愛結婚の離婚率よりも低い理由や、恋愛結婚の離婚率が高くなりやすい理由をご紹介したいと思います。

お見合いに挑戦してみようと思っている方や、自主的に行っている婚活が上手くいかないとお悩みの方は、こちらの記事をぜひ参考にし結婚相談所経由でのお見合い結婚を視野に入れてみてくださいね。

・お見合い結婚の離婚率は10％！恋愛結婚よりも離婚しづらい

恋愛結婚に憧れる女性が多い現代ですが、その離婚率を不安視する声が増えています。そんな中、恋愛結婚よりも離婚率が低いことで近年注目されているのが、結婚相談所や仲人を通した“お見合い結婚”です。

冒頭でお伝えしたとおり、お見合い結婚の離婚率は10％、それに対して、恋愛結婚の離婚率は40％と大きく差が開いています。

理想の男性や運命を感じる男性と巡り会い、順調に交際を重ね、めでたくゴールインを果たしたとしても、離婚率の現状を目の当たりにすると、結婚後の離婚の可能性に不安を感じている方も少なくないでしょう。

自然な形で出会い、結婚までたどり着く恋愛結婚にポジティブなイメージと憧れを抱いている女性も多いですが、離婚率の高さからもわかるように恋愛結婚をして離婚したカップルはお見合い結婚の夫婦カップルよりも多く、全ての夫婦が順風満帆に暮らしていけるとは限らないようです。

お見合い結婚と恋愛結婚の離婚率にこれほどまでの開きが生まれる背景には、それぞれが持つ本質の差が大きく影響しているようです。

恋愛結婚の場合、結婚を決める理由として「好き」という感情が大半を占めているように思います。自然な形で出会った相手に恋に落ち、交際に至るまでの期間に感情の波がピークに達し、その後は少しずつ穏やかに下っていきます。

好きという理由から結婚を決断するのは不思議なことではありませんが、恋は盲目と言われるように、感情の波が高ければ高いほど、結婚生活が始まってから気持ちが冷めると愛情がなくなり、離婚を考える事が多いようです。

それに対して、結婚相談所を通したお見合い結婚の場合は、恋愛感情を抱き始める前にお相手と出会い、冷静にお互いのことを知ろうとし、結婚相手として相応しい人かどうかを確かめ合います。

お見合いから交際、結婚に至るまでの過程で、不安な要因などを解決したうえで結婚が成立するため、夫婦になってからも冷めることなく、愛情が続きやすくなるのだと思います。

・結婚相談所経由のお見合い結婚の離婚率が低い理由

お見合い結婚と恋愛結婚では本質が異なることが、離婚率の差に広がっていると紹介しましたが、ここでは結婚相談所経由のお見合い結婚の離婚率が低い理由をより具体的に紹介します。

《お見合い結婚は結婚してからがSTARTだから》

恋愛結婚は、好きになった相手に振り向いてもらい、交際に発展するところまでが目標だったりしますよね。交際中のカップルが目指すのがその先にある結婚というゴールですが、お見合い結婚の場合は結婚がゴールではなく、「結婚をしてからがSTART」との考え方が、離婚率の低さにつながる理由の一つだと思います。

お見合い結婚の場合、結婚までがお互いを見極める期間であり、結婚をしてからの生活を通して夫婦としての基盤を作っていきます。結婚後にお二人の関係が本格的に始まることから、結婚生活を通じてお互いの良いところを知り、どんどん愛情が強くなっていくようです。

《お互いのことを冷静に把握できているから》

大恋愛から結婚に発展した恋愛結婚の場合、恋愛の熱に惑わされて、相手をじっくり見極めらないケースが多いです。一方で、お見合い結婚の場合は、恋人としてではなく、お見合い相手として始まるため、お相手がどういう人かを冷静に見られる状況にあります。

お見合い結婚は、結婚する前から不安な部分を明確にした上でお相手とお付き合いを始めるため、お互いの家庭環境や経済面などを把握しやすく、結婚をした後の価値観の不一致を招きにくいと言えるでしょう。

《婚活の大変さを乗り越えた夫婦だから》

アラサー女性や40代男性にとって婚活は戦国のようなものですが、そのような状況で出会い、結婚に至ったお二人は、婚活の大変さを目の当たりにし、その辛さを乗り越えたカップルだからこそ、お相手をとても大切にされる傾向にあります。

婚活では、誰に対しても謙虚な心と姿勢で接することが重要とされていますが、それは結婚をしてからも変わりません。結婚相談所経由でお見合い結婚をされた方は、大変な婚活を乗り越え出会ったご縁に深く感謝し、1日1日を大切に過ごされる方が多いように思います。

このように、お互いへの思いやりや尊敬の気持ちを忘れず、譲歩できる関係性にあるからこそ、お見合い結婚の離婚率の低さにつながっているのではないでしょうか。

・恋愛結婚の離婚率が高い理由

自然な出会いからお付き合いし、結婚に至った後に離婚を選択する理由に多いのが、価値観の違いです。恋愛中は感情が高ぶり興奮状態にあるため、好きという気持ちだけで相手が運命の人だと思い込み、気になる部分やマイナスな感情から目を背けてしまう傾向にあります。

冷静な判断ができない状況で結婚を決めてしまうと、結婚をして平常心に戻ったときに、愛情が急に冷めてしまうことがあります。恋愛中は見ようとしなかったマイナスな部分が見えてきて、「思っていた生活と違った・・・」、「こんな人だとは思わなかった・・・」とネガティブな考えに至ってしまいがちです。

お見合い結婚の場合は、結婚をする前に結婚相手として相応しい相手かを判断し、結婚に対する考えやお互いの価値観をよく話し合ってから交際を始めます。お互いに結婚という目的が同じなので、結婚や将来についての話し合いがしやすく、結婚をしてから「こんなはずじゃなかった」といった事態が少ないのです。

恋愛結婚は、お付き合いをしている間はどうしても好きという感情が優先されやすいです。結婚生活が始まってから相手の家庭環境や経済面の話が分かることが多いので、お見合い結婚よりも離婚率が必然的に高くなると考えられます。

・結婚相談所経由のお見合い結婚はメリットがたくさん！

お見合い結婚は、恋愛結婚のように好きだという感情の波に影響されにくいことから、お見合い相手に対し、冷静な判断ができるなど様々なメリットがあります。

婚活のプロである仲人がいる結婚相談所を経由したお見合いなので、会員様のお人柄や価値観、お相手のお人柄を考慮しながら個別にカウンセリングし、おひとりおひとりにピッタリな方を選ぶことが可能です。会員様の中からご自身が理想とするお相手の条件に一致した方しかマッチングされないので非常に合理的ですし、時間が限られた状況において最も効率のよい出会い方と言えるのではないでしょうか。